亜空の使者

□空の上で
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あまりの光景に、翼のある少年・・・ピットは息を飲んだ。


無理もない。さっきまで試合を行っていたスタジアムが、嫌な感じのする闇の空間・・・亜空間にのまれてしまったのだから。


と、その時、ピットは自分を呼ぶ声に気付き、走った。

彼を呼んだのは、女神・パルテナだった。

パルテナ「事態は深刻です、ピット。貴方も見ましたね?」

亜空間のことだ。

と、パルテナの手から光が生まれ、弓の形を成す。

パルテナ「地上に向かうのです、ピット。貴方も、この世界の戦士として。」

ピット「はい!パルテナ様」

ピットは喜んで弓・・・パルテナアローを受け取り、地上に向かうための扉の前に立つ。


ピット「いってまいります、パルテナ様!」


扉が開く。


ピットは空の光に包まれながら、背中から落ちていく。


と、彼はその白い翼を開いた。


そのまま風に乗り、空を飛び続ける・・・。
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