亜空の使者

□ヨワムシ
1ページ/7ページ





その少年以外には、そこに誰も人はいなかった。



閉鎖されてから長く、もちろん動物もおらず、朽ちた草花だけが檻の隙間から伸びてある。




そんな動物園。




そんな場所に、少年・・・リュカは迷い込んでしまったのだ。





どのくらい、一人で歩いただろうか。





リュカがそんなことを考えた、その時だった。




大きな音とともに、大きな石の像・・・キングの像が落ちてきたのだ!



リュカ「う、うわあっ・・・!」



キングの像は、ゆっくりとリュカの方へ歩いてきた。

一歩踏み出すたびに、大地が揺れる。



リュカ「ひ、ひいぃいっ!」



リュカは怯えながら、走って逃げ出した。






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ