亜空の使者

□きつねの災難
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と、レックウザがディディーを見た。

・・・ディディー、食われてしまいそうだ。


 その時だった。


 バッ!


燃え盛るアーウィンからフォックスが飛び出し、フォックスイリュージョンで、ディディーを掴んでいるレックウザの手を攻撃した。


そのおかげで、ディディーがレックウザから離れる。



レックウザは怒って火球をはいてきた。


が、フォックスはリフレクターを発動させ、それを跳ね返す。



そして火球はレックウザに当たり、レックウザは湖に沈んだ。



そして、フォックスはかっこよくポーズを決め、言った。



フォックス「俺、参上!」


そんなフォックスを、ヒカリは一発殴った。


フォックス「んげ!」
ヒカリ「どっかで聞いたことある台詞言ってんじゃねーよ!!」
フォックス「うぅ・・・酷い、ヒカリ・・・。」



その時、レックウザが再び現れた。


かなりお怒りの様子だ。



ヒカリ「し、しつこいな!」

ヒカリは上着のボタンに触れ、いつも通りレイピアをだそうとした。


が、


出てきたのは、先がクチバシのようにカーブした、深紅の剣だった。


ヒカリ「これは・・・!」


書斎にあった武器辞典で見たことがあった。


紅い氷の魔剣、牙鬼。


ヒカリ「なんでこれがここに・・・!?」


牙鬼は、今のヒカリに扱えるような代物ではない。はずだ。


が、敵はそんなこと待ってくれない。



レックウザの咆哮が轟いた。





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