亜空の使者

□ヨワムシ
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いくら引き離しても頭上から現れるキングの像から、とにかくリュカは必死で逃げていた。




が、ふいにリュカが転ぶ。
枯れた蔦に足を引っ掛けたのだ。


リュカは必死に足を蔦から外そうともがくが、焦っているためか、全く外れない。



リュカ「も、もうだめだよ・・・!」


リュカは頭を抱え、顔を地面につけ、震えた。


キングの像は、刻一刻と迫ってくる。


と、



???「PKサンダー!」



勇ましい声が、響いた。



同時に、キングの像が電気の球に浮かされる。



???「PKフラッシュ!」



声の主が飛び上がり、光を放った。


光がキングの像に、染み込むかのように入っていく。そして、大爆発を起こした。



すさまじい音と共に、キングの像が砕ける。


声の主・・・ネスは、ふわりと地面に下り立った。



ネス「大丈夫かい?」
リュカ「え、あ、うん・・・。」


なんとか落ち着きを取り戻したリュカが、立ち上がる。


と、キングの像の破片の中から、何かが現れた。


毒々しい紫をした、虫のようなアームを持つロボット



二人「ポーキー!」



ネスが身構える。


ネス「リュカ!戦える?」
リュカ「う、うん・・・。」



二人は構えた。




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