●○艶モノ※壱拾八禁※○●

□勘違いは恋の予感〜性なる夜に〜
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口数の少ない、シャイな子。

彼女への最初の印象はそれだけだった。

けれど、他の社員とは楽しげに話しているのを見ると、

どうやらそれは自分に対してだけのようで。

きっと彼女にとって自分は苦手なタイプなのだろう、そう思った。

このご時世、執拗なコミュニケーションはセクハラだと言われかねない。

せめてこれ以上は嫌われないようにしようと、

初めは彼女には私語を慎むようにしていた。

二人の関係は上司と部下、それ以上でも以下でもない・・・はずだったのだけれど。



彼女は今まであまり絡みの少ないタイプの女性だった。

それがまた興味をそそったのかもしれない。

自分に関心がないと分かると何故か気になって、こっちを向かせたくなる。

いつしか彼女を目で追うようになり、

楽しい時は思い切り笑い合い、

嫌なことがあった日もいいことがあった日も、表情ですぐ分かった。

そんな喜怒哀楽がはっきりと分かる素直さが愛くるしくて。

こちらから素直な気持ちを口にすれば、

初心な中学生のように頬を赤く染めて恥じらうのがまた可愛らしい。

気付けば彼女への気持ちは恋心になっていた。

けれど、その素直さは誰からも好かれるもので。

当然いい人がいるのだろうとタカをくくって、

思いを伝えられなまま4年も経ってしまっていた。

そんな臆病な自分の方が中学生のようだと自嘲してしまう。


――そして伝えられない想いを抱えたまま迎えた四度目のクリスマス。

昼休み、偶然にも耳に届いた会話に胸が躍った。

そうと分かると逸る気持ちを抑えられなくなって、

半ば拉致する形で彼女を連れ出し、その想いを告げた。



彼女からはまだはっきりと答えは聞けてない。




―――

けれど今、その彼女が・・・

自ら腰をくねらせ、熱を持って突き立つ欲棒を締めつけながら、

自分の腕の中で嬌声をあげている。


・・・これは肯定の意味だと取っていいのだろうか・・・

考えたところでもう自身を止めることなど出来なかった。


目の前ので上下に揺れる柔肌から硬く突き出した頂を口に含み舌先で弄べば、

やめての言葉とは裏腹に、反り立つ男根を奥へと咥え込む。

上になり下になり、前から後ろから、

○○が昇り詰めるたび、ナカの自身はより一層量感を増していった。


「…んあぁ…だめっ!また来ちゃう……!!」


大きく背を反らせながら、もう何度果てたか分からないカラダは小刻みに震える。

力の入らない腕で必死に首筋にしがみつく○○を、

繋がったままそっと仰向けに寝かせ、

額に頬に唇に、首に胸に、今まで募らせてきた愛しさの数だけ口付けを落とす。

触れるたび甘く啼く○○が可愛らしくてたまらなかった。


「……ここに痕付けてもええ?」


膨らみの上の方を指でなぞりながら問いかけると、

○○は潤んだうつろな瞳で見つめながら、こくんと頷く。

その反則な表情に、むくり、と、また血の気が増したのが分かった。


「……あかん、そないな目で見たら……もう手加減出来ひん……」


膝裏に腕を掛け持ち上げると、柔肌をきつく吸い上げながら、

極限まで量感を増した肉棒を深く突き入れる。


「やぁぁ……」


ベッドが軋む程にカラダを揺さぶり、自身も快楽へと近づいてゆく。

その頃には○○はもう弱々しい声で啼くだけだった。

それでも尚、とろける蜜は留まることなく溢れ続け、

互いが激しく擦れ合う度、ねっとりと絡みついてくる。

じゅぷじゅぷと厭らしい音を響かせながら、

限界の近づく先端で最奥を突いたのと同時に、

○○は悲鳴のような声と共に気を遣ってしまったようだった。

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