●○艶モノ※壱拾八禁※○●

□月とすっぽんぽん
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月を見上げる 束の間の穏やかで優しい時間



片手には盃



もう片手にはわてだけの姫君…



かぐや姫のように美しい○○を抱いて



甘えるように胸元に擦り寄ってくる仕草に誘われて



ぬばたまの髪に口付けながら盃を手放し その手で扇状に広がる裾をなぞる



次の逢瀬にはこれをと彼女に贈った着物




『よう似合うてはる…』




素直な気持ちを口にすれば はにかむ笑顔が愛らしくて



ついつい からかいたくなってしまう



悪戯心で○○の耳穴に ふぅ と息を吹きかけた




「…んふっ…俊太郎さま、くすぐったい…」




戯れるようなその声に機嫌を良くして 目の前の柔らかそうな耳朶に囓りつく




「ぁっ…」




そんな吐息のような艶声を聞いてしまったら最後



首筋にかかる髪を片方に掻き寄せて 無防備なうなじを吸い上げる



何度も 何度も 何度も



羞恥のせいか 口をつむんでしまった○○の啼き声を誘うように



ぴちよん ぴちやん 態と湿った唇音を立ててやる



それでも頑なに堪える○○に これならどうだと甘く歯を立てた時・・・・




「…っんは…」

『ふふ……少し、刺激のあるほうがお好みどすか?』



耳元でからかうと そこがさあっと朱に染まった



いい加減我慢が効かず



恥ずかしがってこちらを見ない瞳を 小さな顎を捉えて強制的に持ってくる



そのまま貪るように 唇を 舌を 吸い尽くす



その合間で見せられる恍惚の眼差しに煽られて 口唇と歯列の間までもくまなく舌先を這わせた



必死に息を継ぐ彼女を労りもせず 本能のままに




その先を求めて唇を離す頃には ○○はすでに達してしまいそうな表情




「まだこれからやいうのに……」




戯れの口付けだけで満足してしまいそうな彼女に苦笑して



自分好みに着飾った○○をもう少し眺めていたい気もしながら 帯に手を掛けた



弱々しく抵抗する○○の手を除けながら 重ねられた着物を一枚ずつ剥いでいく







*ー*ー*


いじらしく 衣を剥がれることに恥じらうふりをした



けれど そんな私の下手な演技も 俊太郎さまはお見通し



妖艶な笑みを浮かべ 触れる指先のひとつからも 色気を漂わせる



それだけで 口から零れる吐息は熱を帯びてしまう




最後の薄布が肩から滑り落ちれば 纏うものは蒼白い月明かりだけ



その肌が畳に擦れて傷つかぬようにと



俊太郎さまは きれいに脱がせた着物を褥代わりに私を横たえた



喉奥まで余すとこなく味わうような 濃密な口付けから始まり



濡れた唇と器用に動く両の手指が 触れてほしいと疼く箇所を的確に捉える



愛溢れる前戯に 快楽の渦に呑まれていく身体



きれいや…



甘く囁かれる度 恥ずかしいくらい大胆になっていく私がいる








既に 二、三度果て 脱力する私の足元で 俊太郎さまの逞しい体が月明かりに浮かび上がった



その美しさに 無防備に見惚れていると



意とせず 自らの背が矯声とともに弓形に大きく反り返る



股座に感じる熱塊に身が震える



一人の男しか知らない肉壁は その形を記憶しているかのように



迷わず突き這入ってきた彼の巨根も抵抗なく受け入れた




特別な月夜の晩



いつもとは違う 月光が幻想的な雰囲気を醸し出すお座敷の一室



ぬぷん ぬぷん ゆったりとした淫音と 耐えるようなか細い喘ぎだけが響く



左右に開かれた股座で 俊太郎さまは悶える私とまぐわう秘部をうっとりと眺めながら優しく腰を送っている




『○○はん、見てみぃ?』

「…ぃやぁ…見ないでください…」




口ではそう言いながら そんなあられもない姿を見られていることで高まる何かを覚えた身体は



さほど強い力で抑えつけられているわけでもない大きく開いた両足を閉じることはしない



それを知ってか知らずか 俊太郎さまは更に意地悪く囁く





『ふふ…ええよ。あんさんが見んでも、お月さんが、よぉ見てはる……。
○○がわてを咥えて離さへんとこ……』

「…っ」




言われて見上げた夜空には 煌々と光る月が私達の行為を静かに見下ろしていた



それを意識してしまえば じわっと滲み出る蜜は先程よりも粘度を増し



出入りするに熱塊に白濁して纏わりつく



言葉でなぶられると 急に恥ずかしくなって思わず足を閉じた私を




俊太郎さまは悪い笑みを浮かべて見下ろす





「嫌、嫌、言いながら自分から求めはって……かいらしい」

「…っ、そんなこと…!してません…」

『わかっとるよ……もっと、奥に欲しいんやろ…ッ…』

「やぁぁ!」



ぬぬっと深く侵入した熱塊の硬い尖端が天蓋を突く



『ええとこに当たった?』



俊太郎さまは逃げる私の腰を捕まえ さっきとは逆に足を閉じたまま固定すると



その”ええとこ”を激しくつつき上げる




「…やっ、だめっ、あぁっ、やめて、俊太郎さまっ!…いや…っ」

『我慢せんで、出しぃ…』




その言葉を合図に飛び散る飛沫は月明かりに煌めく



「やぁ…だめ…せっかく、はぁっ…俊太郎さまに…貰った着物が、ヨゴレ、ちゃう…」

『まだそないなこと気にする余裕があったんやね……。少し優しゅうしすぎたやろか…』




閉じていた両足を割り開かれ 俊太郎さまが覆い被さってくる



熱い吐息が鼓膜を震わせ ぞくり 全身が粟立つ




『着物なんて、なんぼでも買うたります…。
そないなことを心配するほどに、まだ余裕があるようなら………
もう手加減は必要あらへんね?』




そう言って 俊太郎さまは怖いくらい妖艶に微笑むと



私の身体をその鍛え上げられた腕でしっかりと抱え込み



言葉通り 私の中を容赦なく掻き回す



昇り詰める身体の自由が効かなくなる頃には



私はもう恥じることもなく快感を噴出していた



俊太郎さまの下腹部も自ら散らす飛沫が濡らしていく



彼がようやく果てる頃には 褥代わりの着物は淫らな水気をぐっしょりと含んでいた




おわり☆彡
 

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