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□目が覚めたら
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燐「んーーーー…よし」
目が覚めた燐は、ベッドから降り、いつものように顔を洗って眠気を覚まし、朝食の用意を済ませると弟である雪男を呼びに行く。
燐「おい、雪男朝飯できたぞー」
雪「おはよう兄さ、ん?」
振り向いた雪男のメガネがパーンてなった。
燐「お、おう…てかスゲーなメガネパーンなったぞ、大丈夫か?」
雪「大丈夫…、じゃない。兄さん鏡みた?」
燐「いや、まだだけど?なんで?」
雪「……」
雪男が無言で近づいてきた。
燐「お、おい?雪男?」
手が俺の方に伸ばされる。……ムニ、?なんだ今の効果音は?と思い下を向く。燐「!?」
雪「兄さん、そんな趣味があったんだ?(引)」
燐「違う、つか今気づいた。」
雪「いや普通、顔洗うときに気づくから。」
燐「でもほら、今日は学校も塾もねーし。」
雪「あれ?出かけるんでしょ?」
燐「………あ、そうだった。」
雪「どうするの?」
燐「どうしよう?」
雪「……あっ!修羅さんなら…」
雪男は電話を取りだし、修羅にかけ、服を用意してもらうことになった。
しばらくして、
修「おい燐こっちにこい、あっ雪男は来んな。」
燐「お、おう」
雪「?はい」
返事をしたら、部屋から追い出された。
修「腕を横にのばせ。」
燐「こうか?」
修「そのまま動くな。」
修羅は胸囲を計り終えると「Fだな」とちいさくつぶやいた。
燐「もういいか?つかれた。」
修「あ、悪いもういいぞ。」「じゃあ一色そろえてくるから」といいのこしていった。


30分後
修「待たせたな、無難な服がなかなか見つからなくて。」
燐「おう、ありがとな」
修「(胸のサイズ一緒でよかったぜ、買いに行く手間が省けた。)」
燐「できたぞー」
修「似合ってんぞ」
燐「嬉しくねぇ」
修「ハハッ、次メイクな」
燐「えー、メイクすんの?」
修「こっち向いて目つぶっとけ。」
燐「…おう。」
修羅は燐にファンデをぬって眉を薄く書き、マスカラとチーク、グロスをつけ、軽めのメイクに仕上げた。
修「もう目あけていいぞ」
燐「おう、おぉ、女の子がいる。」
修「そりゃそうだろ。それより外で見知った顔を見ても知らんぷりしろよ?」
燐「おう、わかった」
修「じゃあ、がんばれよ」
燐「?おう」
雪「兄さん大丈夫?入るよ?」
燐「おう」
またメガネパーンてなったよ。大丈夫か?お前が。
燐「じゃあ俺、行くわ」
雪「待って兄さん今は女の子なんだ、女性らしい話し方してよね。」
燐「おう「うん、でしょ?」
燐「あっ!うん、いってきます。」
(神様どうか誰にも会いませんように)と祈りながら、ドアを開けた燐でした。
続く

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