05/07の日記
22:08
エルラダン&エルロヒア
---------------
ロスロリアンの従者的な
「こんばんは、お嬢さん」
座って星空を眺めていると、背後から声をかけられた。
振り返ると、そこには同じ顔が二つ。
「これは…エルラダン様、エルロヒア様。」
彼女が深々と一礼をすると、双子も挨拶を返した。
「こんな時間まで起きているとは」
「眠れないのかい?」
「いいえ、ただ、星が綺麗なので眺めておりました。ここはロスロリアンの森と違い、星空が近くに感じます。」
「おばあ様の森は、森そのものが星のように輝いているものね。」
「この谷では、耳を澄ませば星々の歌声も聴こえるかもしれないよ。」
「まぁ、それは素敵。」
ふふ、と嬉しそうに笑ってみせた。
実際星空はとても美しい、しかしこの星々の名前を持つ双子らが現れたことにより、よりいっそう頭上の星は輝きを増したようだった。
「もし良ければ、懐かしの森の話を聞かせてくれないかい?」
「旅の疲れもあるだろうから、君の気分次第だが」
「勿論、喜んで。」
綺麗な星空の下、三人の時間はまだ暫く続きそうだ。
前へ|次へ
□ コメントを書く
□ 日記を書き直す
□ この日記を削除
[戻る]