花の妖精
□ナツVSエルザ
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僕とミスティーは昼頃にギルドにやって来た。
そしたらギルドの前に人だかりが出来ていた。ナニコレ。
『ナニコレ。何でこんなに人いんの?今日って何かあったっけ?』
『えー、っと……。人だかりの中心にいるのはナチュとエルザ?』
ナツとエルザ?
えー、何かあったっけ?
「あら、ラルにミスティー。おはよう」
『おはようミラー。で、この集まりは何?何かの儀式?何を召喚するんだい?』
「違うわよ。今日は──「漢の勝負だ!!」」
ミラの声を遮ってそう言うエルフマン。相変わらず漢なんだなぁなんて思う。
勝負?────……ああ。
呪歌の時のナツの条件か。そう言えば勝負しろや何や言ってたなぁー。
『……ん?』
待てよ。待つんだ僕。
確かあの時は、ナツは僕にも勝負しろって言ってなかったっけ?それで確か僕は────……。
『逃げるが勝ちだ!!』
『ラル!?』
ナツには悪いがここは逃げさしてもらう。
何でかって?それはめんど──ゴホンッ、めんどくさいからだ。あ、言い直した意味なかった。
だってさ、勝負だよ?めんどくさいじゃん。何であの時引き受けたんだろう。
もうその場のノリで発言するのはやめよう。
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