花の妖精
□妖精の法律
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「ラル!」
『グレイ、ミラ、エルフマン、それにエルザ!?』
呼ばれて振り返るとさっきまで一緒にいたグレイにミラにエルフマン。それに戦闘不能となっていたエルザがいた。
『エルザ、身体は大丈夫なのかい?』
「ああ。お陰様でな。助かった」
『いえいえー。つか、君も無茶したねぇ』
そう言うと「お前が同じ状況でもそうしただろ」と言われた。まぁ否定はしない。僕もそうしてたし。
『ルーシィのとこにはナツに向かってもらった。僕は今からジョゼをやりにいくよ』
と、そう言った瞬間押し潰されるような魔力を感じた。
「なんだ!?」
「これって!!」
「死の気配!!」
『ジョゼか』
邪気が漂う。不覚にも背中に冷や汗が伝った。
これが、マスタージョゼ。
すると拍手が聞こえた。
「いやいや、見事でしたよ。妖精の尻尾の魔導師の皆さん」
『ジョゼ……!!』
「まさかここまで楽しませてくれるとは正直思っていませんでしたよ。ジュピターを破壊し、エレメントフォーを負かして……我が魔道巨人を跪せるとはねぇ」
現れたジョゼにみんなは驚いていた。こいつが、今回の首謀者だ。
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