黒バス short

□紫原敦
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自習時間 肩をチョンチョンとされ後ろを振り返えると机にはお菓子の袋の山が出来ていて

「ねぇ、お菓子持ってない?」

後ろの席の紫原くんが言う

「まだ食べるの!?」

驚きの声を上げる私に

「こんなの食べたうちに入んないしー」

余裕の一言
なんかあったかなとバッグを漁ればじゃがりことポテチが出てくる

「じゃがりことポテチどっち食べる?」
「…うーん」
「てか、両方食べる?」
と聞けば
「え?いいのー?」

なんてそんな目をキラキラさせて言われたら

「はい、どうぞ」

あげたくなっちゃうじゃん

「このじゃがりこ期間限定のやつじゃん!売り切ればっかでまだ食べたことなかったんだよねぇー」

「なら、よかった。たまたま大きいスーパー行ったらあってね」

「もらっちゃっていいのー?」

「うん。ただ興味本位で買ったやつだし」

「わーいじゃあいただきまーす」

お菓子を頬張る紫原くん

「ホント美味しそうに食べるねこっちまで食べたくなっちゃうよ」

「じゃあ、はい」

じゃがりこを私の口元に持っていく紫原くんに

「え?」素っ頓狂な声が出た

「食べたいんでしょー?だから、はいあーん」

左手で頬杖をかきながら右手でじゃがりこを差し出してくる紫原くん

「えっ?いやそうゆう意み、
「どーん」

開いた口にじゃがりこをいれられ言葉を遮られた

(そうゆう意味で言ったんじゃなかったんだけどな…まぁいいや)

なんて考えながらポリポリじゃがりこを噛み砕いていく


「おいしー?」

「ふぉん。ふぉいしぃーふぉ(うん。おいしーよ)」

「もっと食べるー?」

「ううん後は紫原くん食べていいよ」

その幸せそうな顔でお腹いっぱいです

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