ハイキュー!! short
□黒尾鉄朗
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バイト先での飲み会、調子に乗りすぎてハイペースでお酒を飲んでしまい、二次会の居酒屋で気持ち悪くなりトイレでダウン
吐きたいのに吐けなくて苦しんでると
「大丈夫か?吐けそう?」
後ろから聞こえる先輩の声
吐けないですゥ…。喉の奥に異物は感じるのにそれを吐き出せない苦しさに言葉を発するのもツラい
「背中さすっても平気?」
問いかけに無言で頷けば背中をさする大きな手のひらの感触
う…っ!と胃の中のものがせり上がっては下がりを繰り返しうまく吐けない
「吐きたい?」
そう聞かれコクコクと頷けば
「じゃあちょっと我慢してね」
そう言われると彼の指が胃の辺りをグッと押し
『ん、ンゥ…ッ』私の喉頭をもう片方の手で軽く絞め先輩の親指が唇を撫でる
「口、開けて?」優しい声色におとなしく従えば先輩の長い指が2本、口のなかに入ってくる
「…ッ」先輩の指が奥へ奥へと入ってくるたび
「ンン…ッ」嘔吐き喉が熱くなる
「吐けない?」
胃を押してる方の手で後ろに抱き寄せられ耳元で聞こえる先輩の低い声
それから水を持ってきてもらったりと色々してもらい…
「…本当すみません」
すっきりして酔いが少し覚め冷静になり自分の醜態に顔が上げられない
「…あの、手洗ってください本当汚いのにすみません」
「別に?むしろごほーび?ねぇ、これ舐めていい?」
「洗ってください!!」