Lovers Slnsensible
□第4号
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次の日。
千代は思い切って聞いてみた。
「ねぇ、結月!」
「どうした?」
「このネコのマークとブリーフ
どっちを自分のマークにしたい?」
千代は思った。
女の人なら、ブリーフを選ぶはずがないと!!
しかし。
「んー…その二択ならブリーフ
直線で書きやすそうだし」
結月は、期待を裏切りブリーフ
「結月の馬鹿ァー!!!
今日から結月のこと、ブリーフって呼ぶんだから!!!」
「いや、千代がいいなら別に構わないけど…
ブリーフだろうが、股引だろうが」
『…っ、あっはは!!
お前らどういう会話してんだよ…くっ』
「五十鈴くん!!ちょっと、笑いすぎだよ!!」
『いやー千代があまりにも必死で。』
「尚更、ダメだよ!!」
「楓って、意外と笑い上戸だよな」
『あーよく言われる』
楓の格好は、本当の地味な男子。
だから今のように大声で笑うイメージはなかったのだ。
実際は、地味ではない。
そう……楓は、鈴木くんのモデルなのだから。
ガラガラガラー
「千代ちゃん居る?あと、楓も!」