weise〜ヴァイゼ〜
□ラナチュール
1ページ/7ページ
◇◇◇
2105年
宇宙は、地球以外にも生き物が住むようになっていた。
天界に住む女神デア・スペランツァは家族、家来と共に平凡に幸せに暮らしていた。
ある日厄災の女神キオラが宇宙を滅ぼそうとしていた。
最初に狙われたのは、天界だった。
デアはせめて子供だけはと、
子供をラナチュールという惑星に住んでいる夫婦に託した。
デア「この子をどうか引き取って下さい。この子は将来、世界に平和をもたらす力を得るでしょう」
デアはラナチュールを結界でまもり子供に自分の力を注いだ。
そして、最後の力を振り絞って厄災の女神キオラを封印した。
世界は再び平和が訪れると思われた。
しかし、キオラが残した邪悪な気が人々に降りかかり全ての惑星は戦争、いじめ、絶望、いろんな悲しみにみち溢れていた。