詩集
□いつもあるもの
1ページ/1ページ
真っ赤な赤 鮮やかな青 全てを覆い尽くす白 何もかも無にする黒
色んな顔を持っている
ときには優しさを
ときには怒りを
ときには悲しさを 表す
それが空
それが夕焼け
それが星空
ずっとあるもの
人が生まれる前から
地球が存在する前から
ず〜〜〜とあるもの
いつからか
それは 決してわからない
わからなくていい
それを守ればいい
人が生きているかぎり
自分が存在しているかぎり
車が通る道路
人が集まる町
動物が群がる森
みんなあるから 自分がある
自分があるから みんながあるわけではないけれど
きっと 一人のために
誰かのために自分はいる
いつもあるもの
それは自分もそう
決してなくならないように
守っていく
いつもあるものを
END