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□If you love me…
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「あのさ、俺獄寺の事が好きなんだ」

そう山本に言われたときは俺は頭が真っ白になった。
まさか、山本が俺のことを好きだなんてことはあるのか。
もしかしてからかわれているだけなのか。
いろいろ考えるにつれ、訳がわからなくなってくる。
しばらく沈黙がつづき、「好きって友達としてか?」と返すと
泣きそうな顔で「そんなんじゃない」と言った。

「なぁ、獄寺。俺、ずっと好きだったんだ。
 俺もお前も男だってこと、分かってんだけどな…」
「はぁ?お前…」
お前なにいってんだ……と言おうとしていた所、山本は無理やり俺に唇を押し付けてきた。
突然の事に俺は驚き、逃げようとするが山本に抱きしめられ、逃げるに逃げれない。
鼻で息するのも苦しくなったころ、口を離した。
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