トライバルとは

TATTOO(タトゥー)の模様。

意味:基本は「民族的な」であるが、同時に地域に密着した「風俗的な」という意味合いも含める。

トライバルに用いるデザインは周囲の物事に基づいた象徴的な図柄が多い。装飾の為、あるいは宗教に関係して象徴を示したり、その他、信仰や恐れを示す為であった。そして、本人自身のステイタスを示すこともある。例えば、成功を収めた人物、高貴な身の上であること、権力の象徴等。特に女性では婚期を表す意味を込めている場合もある。

トライバルのデザインに於いて、よく用いられる動物。この動物の絵柄には、本人にその動物と同じ能力が授かるように、という願いが込められている場合が多い。北米インディアンにとって熊は強さの象徴として用いられている。また同時にお守りとしての役割を果たしていた(余談:日本の熊野神社の熊とは神を意味する)。

また、太平洋の島々では、鮫(サメ)から身を守る為に鮫の歯を入れ墨する部族がいくつか有り、東南アジアの漁民の場合は、海での危険から身を守る為に龍、蛇、水中動物を描いた複雑なトライバル柄のズボンを履いていた。 北アフリカや南アメリカではトライバルは出身部族を表すと同時に、霊と病に対する魔術的な、防御という意味を込めていた。この理由から、体の同じ部位に入れ墨をしている部族や、レース状の線で体全体を覆う習慣を持った部族等が存在した。

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