国家機密の暗殺者
□それぞれの授業
1ページ/9ページ
「じゃ先に行って待ってるから!」
「早く帰って来てね!」
無事、午前の部が終わり各チームは昼休憩をとる為昼食を取りに行った。
私は少し空気を吸うため皆と違う場所へと足を運ばせた。
「ここでいいか…」
E組は本校舎からかなり離れたある所にあるって聞いたけどさすがにやりすぎだろ…
どうせ、あのクソ理事長がお得意の計算技術で考え出した案なんだろうけど。
「やっぱ嫌いだ」
「何がだ?」
…ん?
「…貴方は………」
「これは失礼、エンドのE組が何やら騒がしいと聞いたがどうやら期待外れなようだ。」
目の前には綺麗な顔立ちをした少年がいた。
「だが、その期待外れも幸運付きか。僕もつくづくだな」
何やら意味が分からない事を言う目の前美少年に私は戸惑った。
「君は…確か堀口名無しさんさんだよね…?新しくE組に転入して来た…噂通りの美女だ。」
こ、こいつ…同い年か…?!
かなり手慣れた褒めようだけど…
「こんな綺麗な方が"暗殺者"だなんて世の中も可笑しな世界だ。君みたいな人は暗殺者よりもっと似合う生き方があるのに…」
「……」
制服を見る限り間違いなく此処の生徒だし
私が暗殺者って知ってる何てなかなかの地位だ。
「貴方は誰?」
「おっと…まだ名乗っていなかったね?僕は浅野学秀。ここの理事長の1人息子と言えば分かるかな?」
「…!?」