仁亀
□君が笑えば世界が変わる
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すこし空に雲がかかる。
いつもと同じような、ふつうの天気
何一ついつもと変わらない
『ねー。おだぎりはなんでいっつもひとりなの?』
小さい時、隼人にそう聞かれた
『…めんどくさい、あっちいけ』
『いっつもわらわねえし、おこんねえし、なかねえし、なんで?』
『…おれの、こころでおそらがかわんの』
『??』
『だから、おこらねえの、なかねえの、だから、おれにかかわんな、
あっちいけ』
『やだ!おれとあそぼーぜ!』
『おまえはなしきいてんの?』
『おれやぶき!はやとでいいぜ!』
『いや、だから…』
『な!りゅー!いっしょにあそぼ!』
『ちょっと!…っ、は…
はやと!』
雲が吹っ切れる。
本日は快晴、
久しぶりに気分がいい