ETCETERE

□電波でつなぐ距離
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家に帰って誰もいない玄関を開けた。

薄暗く少し冷えた自分の家は仕事帰りの体には涼しく感じた。
もうすぐ夏が終わる、それは外を見ればすぐにわかることだった。

少し前まではほんのり赤く染まっていた空も今では黒い雲に覆われている

本当はこの夏が終わるまでに何とかしておかなければならなかった。

だがそれは俺には無理かもしれない

去年の冬にとうまと喧嘩をした。

原因は俺にあった。
とうまに俺が尋ねたんだ。

「俺のことが嫌になったら今すぐ捨てて」

こんなこと聞くつもりがなかった、
とは言えない。

考えるたびに喉の奥がキュンとした。

不安だった。

怖かった。

でも考えずに入られなかった。

アイドルの俺達はいつまでお互い寄り添っていられる?

男の俺達に永遠なんてある?

俺さ、見ちゃったんだ


とうま、好きな人…出来た?
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