偽りMarionettista

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村まで歩き、家の物陰に隠れる

住人が話している限り、どうやら今日は祭りがあるらしい…

そのためか家居る住人は少ない

好都合だ


「腹減った…ベーコンでも食いてぇな」

「目立つ量の盗みはアウトだぜ」

『それは当たり前だろ』


そんな会話をしていると

ベルナルドが囚人服の上着を脱ぎ、小屋で見つけた上着を着直した

交渉でもするのか?

それとも見つかった時に良い訳しやすいからか…

どっちにしろ囚人服より全然ましだな


「土産の希望があるなら言ってみろ?
いけそうだったら盗ってきてやる」


ヒュー、優しいねぇ


「肉」

「女」

「チョコレートアイス!」

「…ストロベリーアイス……」

『俺のことは気にすんな』

「一応覚えておくが期待すんな
フィリアは本当にいいのか?」

『あぁ、自分のことと此奴等を最優先に考えろ、俺はその次だ』

「相変わらずだな」


そう言うとベルナルドは村の中心へ向かった


『さて、俺等も行動するか』

「そうネ」


適当に家を探し、別れて入る

特にこれと言った欲しいものはないが…

所持物はそれなりに持っている

服だって今のままで大丈夫だ

…タオルか何か、貰っとこうか

足早に洗面所に足を進めた
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