彼女が小人になりました
□寝てた
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「お待たせ!
って、何見てるのー?」
部屋に戻ったら名前が棚を覗いてた
『あ、ありがとう!
文貴、CDいっぱい持ってるんだね』
「そーそー!音楽好きなんだよね〜
あ、聞いてみる?」
『いいのっ?聞きたい!』
パァッと笑う名前、やばい!可愛いぃ!!
「そこのプレーヤー取って〜」
『えぇっと、
あ、はい!』
「さんきゅー!」
俺の一番のお気に入りを聞いてもらおっ!
「ええっとーイヤホン、イヤホン
あ、イヤホンはいらないか」
二人だし、家に誰も言われないから文句も言われないしねー!
『あ!いや、イヤホンで聞こう…?』
「ん?そう?じゃあこれ付けて!」
『いや、その、
半分こ…しよ?』
「…ぅ…///」
上目遣いとか反則っ!!!!
しかも、半分ことか、ちょーかぁいい!!!!
『だめ?』
「ぜ、全然おっけ!!!
じゃあ名前はコッチね」
名前はイヤホンを自分の耳に入れる
わぁ、これ使う時どうしよっ…!!!
なんか、俺、変態みたいじゃん!!!??
お、音楽流そッ!!!
ポチ、と再生ボタンを押す
『わぁ、意外!かわいい歌だねー!』
「そーかなぁ、
俺のお気に入りなんだ〜」
今更気付いたんだけど
距離、近いっ!!!!
イヤホンで繋がってるから余計…
ていうか繋がってるかとかっ…もー!!!
俺の馬鹿!!!!
変なこと考えるなー!!!!!
曲に集中っ!
…
あれ?
なんか、
眠くなってきた…