彼女が小人になりました

□これから
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あれから俺達は話し合って、








名前のお家の人には、名前が自分で、友達の家にしばらく泊まる、とメールをしていた

そんなので大丈夫なのかと聞けば、


名前の家は、お泊りとか門限とか、とくにそういう厳しい決まりは無いらしい







自分と同じぐらいの大きさの携帯でせっせと
メールを打っている姿は




こんなこと名前には言えないけど、可愛かった…!!











学校の方へは、


明日は、とりあえず風邪ということにするようだった


















『しばらくお世話になります』


「あ、こちらこそ〜!」









最初はすっごくビックリしてたけど、








小さくなった彼女と、同棲…なんて、








考えてみればなんだかファンタジーな世界だし、




もしかしたら楽しいのかもしれない














あとは、とにかく親に見つかったらやばいな、うん









「っぅあ!!!!

靴とかカバンとか隠さないと…!!!


親にバレる!!!」






俺は、すぐに立ち上がってバタバタと玄関に走っていき、




名前の靴をもって部屋に戻ってきた








よかった…親がまだ帰ってなくて…










『文貴、ごめんね、ありがとう』


「いやいや、全然!

なんで謝るんだよー」



そう言って、靴とカバンを持って、隠すところを探す









クローゼット、でいいか










「よし、これで大丈夫かな



あとは、名前の生活スペースを作ろう!」



『生活スペース?』




「んー、俺の部屋の中の、名前の部屋!」










ヘヘッと笑うと、名前もニッコリ笑って、

なるほど!と言っていた



















ーーーーーーー

『わあ!ベッドだ!!』







ティッシュの箱の上にタオルを置いただけのベッド。


枕と掛け布団はハンカチを使った






名前は想像以上に喜んでくれて、




自分のベッドに腰掛けて


ニコニコと笑っていた








「名前、やっぱ着替えとかいるよね?」





名前は今、制服姿。





流石にこのまま寝たりするのは嫌だろう





『でも、合う服とか無いでしょ?』




「あぁ、それもそっか…


ん〜、ん?


あ!あるよ!名前に合うの!」






待ってて!と名前に言い部屋を飛び出す









 
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