彼女が小人になりました

□こまる
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「いっただきまーす!」


『いただきます!』





俺はアイスを、名前はメロンパンを口へ運ぶ





が、名前からしたらメロンパンは大きすぎたようで

俺が自分の1口サイズぐらいに千切ってあげた





『ありがとう!』



「いーよー」






名前はメロンパンを両手で持ってモグモグと口を動かした





改めて見ると、本当に可愛い











じっと見つめていると、名前と目が合った


逸らされたけど…









「名前アイスいる?」





俺が聞くと、

満面の笑みで、食べたい!と言った







「じゃあ、
ほい、あーん」


『…はっ、あ』






って、ちょ!!




俺、今ナチュラルにあーんとか言っちゃってるじゃん!!!






名前困ってるじゃん!!!








「ご、ごめ!
つい…」


『い、いいの!』







2人して真っ赤になってる。










「あ、の、
じゃあ、スプーンの反対側使うよ!」





俺は咄嗟にそう言って木のスプーンの反対側を見せた





『大丈夫!だよ!
反対側じゃなくていい!』


「え?」









ええーっと、




それってつまり









か、かかか間接…キス…みたいな…!!??






えっ?え?えっ????






いいの?俺、そんなん、えっ!?









「い、いいの?」


『い、いいんです…』









また2人して真っ赤になってる。










「えっと、じゃあ、


あーん」




名前は黙って口を開けた








はむっとスプーンの先端に口を付ける名前










か、かわいいっ…










名前がこのサイズになってから



いつでも上目遣いのアングルなのだ












「どう?おいしい?」


『うん、これ好き』


「…もっと食べる?」


『食べたい!』






またスプーンの先ッチョをちまちまと食べる名前。








もうッ…ほんと可愛い














そして、しばらく餌付け…((





を、楽しんで、名前が食べきれなかったメロンパンは俺が食べた










それから二人で名前のこれからとかを考えた








とりあえず明日の学校へは連れて行くことに。






さっきコンビニに行った時同様


トートバックとタオルでなんとか出来るだろう、ということになった
















「ふーみきー!
ご飯!」


「…はーい!

ええっと、俺、行ってくるね
1人で大丈夫?」


『大丈夫だよ!
待ってるね』


「できるだけ早く食べるからね!」












そう言ってパタン、とドアを閉めた











 
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