とらいあんぐる
□積極的に
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「ちわー」
「ちわーーっす」
次々とグラウンドに集まるみんな
「あっちぃ〜〜！！！
なまえ仰いでー！！」
『私は田島の召使いかよコラ！』
「なまえのケチー
そんなんだと彼氏できねーぞ！ヘヘッ」
『…あ、仰いだら彼氏できるの！？』
グイッと田島に詰め寄って問う
「おー！できるぞー！ゲンミツにな！」
『マジか！！（バシッ）「バカかお前は」
…痛い！』
「田島も遊んでねェで早く着替えろ！」
花井に頭をしばかれた
馬鹿じゃないし！！
今の私は「付き合う」とか「彼氏」とかいう言葉に反応しちゃう状態なんだよう！
「ちわっす」
「あ！阿部ーー！
さっきから花井がうるせぇんだよ、助けてくれぇ！」
「お前がいつまでもなまえと遊んでるからだろーが！」
「だってよぉ！」
そんな会話は耳に入らない
私は大事なミッションを思い出した
ーー「今日の部活の後、阿倍のメアド聞きなよ」ーー
栄口にそう言われて決心したのだ
『…がんばるし』
そう小さくつぶやいてベンチから立ち上がった