小説
□シュークリーム
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「シュークリーム買ってきたっスよー」
「お疲れ様でござる」
シュークリームは一旦冷蔵庫に入れ、また子は高杉を呼んでいった。
「よし…」
「何やってんスかァァァァァァ!」
華麗にかかと落としを決めるまた子。
そこには倒れた万斉とセットされたビデオカメラがあった。
「知らないんでござるか!?晋助はシュークリームを食べるのが下手で」
「黙れや」
万斉の頭に刀が刺さる。
「それは部屋で食うから一個くれねーか?」
「あ、いいっすよ」
死ぬ、と叫ぶ万斉を無視して冷蔵庫を開ける。
しかし、また子が高杉から目を離した瞬間
「部屋で食べるの?そっかぁ、じゃあ銀さんと一緒に食べない?色んな事教えてあげるから。」
「どっから入ってきたんんだよ」
銀時がいた。
「何やってんスかァ!晋助様離れろっす!」
銀時を引き剥がすまた子。
「何しやがんだよ!」
「こっちの台詞っスよ天パ!」
「んだとぉ!?てめっ晋ちゃんの食べ方知らねーな?エロいんだぞ!?食べ進めて真ん中くるとな!?クリーム口端についてエロいんだよ!手に付いてエロいんだよ!それ舐めるんだよ!エロいんだよ!見たくなるだろ!」
「死ね」
「ぎゃあああああ」
また頭に刀を刺す。
船内に死体が2つ。
「邪魔だから捨てるな」
そう言って高杉は二人を縛って船の外へ放り投げた。
空の上から…
「此処までやればあいつらも懲りるだろ」
「大丈夫でござるよ晋助…」
「俺はどんな晋ちゃんも愛せる…」
ビデオカメラは高杉のシュークリームを食べてる瞬間はおさめられてなかった。