小説

□ゆかた
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「どうだ銀時、新しい浴衣だ、似合ってるだろ?」

自信満々に浴衣を銀時に自慢する高杉。

「うん、似合ってる。物凄く似合ってるよ、可愛い、犯すよ?」

「はは、死ね」

抜刀する高杉を笑顔で制し自分で選んだの?と聞く。

「ん?ヅラが選んだ」

「よーし、ヅラ殺ってくる、高杉そこ動くなよ?お仕置きしぶるあぁ」

「選んでくれただけでそんなに妬いてんじゃねーよ、アホか」

「だって…なんか悔しい…じゃん?」

「悔しくねーだろ?恋人同士じゃなかったのか?」

「恋人だよ?さっきのデレ?可愛いね君、褌見えた」

ナチュラルに高杉の下を覗いた銀時は高杉に顔面を踏まれた。

「ありがとうございます!ありがとうございます!」

「Mか…?気持ち悪ィ…」

「んー…ドSって公式で言ってたでしょ?」

立ち上がり高杉を押し倒そうと、高杉の肩に手を掛けた…すると

「そうはさせんぞ銀時ィィィィィィィィ!」

「どんなタイミングで出てきてんだァァァァァァァ!!」

当然ながら、銀時はキレた、ブチギレた。

「純粋な高杉をニャンニャンして汚す事は許さん!高杉はいつまでも俺のスウィートでキュートな黒猫だと決まっているのだ!」

「お前の高杉じゃねーだろーが!高杉は俺の猫だ!行為でもネコだ!そしてニャンニャンとか言い回しがキモイ!」

銀時に肩を抱かれていた高杉は、いつの間にか桂に抱き寄せられていた。

「てゆーか晋ちゃん抵抗して!ヅラでもいいの!?」

「ヅラじゃない桂だ!ふっふっふっ…抵抗しないとこを見ると俺でもいける…といったところか…?」

黒い笑みを浮かべる桂。

しかし高杉の反応はない。

「え、晋ちゃんまさか焦ってる?」

「……あ、銀時?一瞬の間に何があったんだ?ヅラが…来て…」

「めっちゃ焦ってんじゃん!!おいヅラァァ!テメーのせいだぞ!クッソ晋ちゃんとあんな事やこんな事出来ると思ったのにクソォォォォ」

「銀時ィ、それは無いぜ?」

思考停止していた高杉でもそれは分かるようだ。

「クソォ…俺だって…俺だって…浴衣姿の高杉にムラムラして取り敢えずいい雰囲気にしてニャンニャンしようと思ったのにぃクソォォォォ!」

「…それはもっと無い」




「「とにかく、高杉の浴衣姿にムラムラしたからヤらせて」」

「無理だ!断る!」

顔を赤くしながら抜刀した高杉は、二人を殺った。

(浴衣着て赤面しながら人斬る人…初めて見た…)



おわり

高杉の浴衣姿見たい。じんべえでもいいな。巫女服も捨て難い…。

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