小説
□お酒
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「銀時ぃ…?いつもよりモフモフしてねーか…」
「晋ちゃん、それ定春」
俺の前には酔った高杉がいる。
酒には強いと思ったのにな…。
この前依頼で酒をもらったから高杉を呼んだ。
取り敢えずその日は神楽はいないから大丈夫だった。
それに晋ちゃんもOKしてくれたし♡
「ん…銀時…もっとくれ…」
定春に猪口を差し出す高杉。
「だからそれ定春だって…おめぇ酒には強くなかった?」
呆れながら注ぐ。
…顔赤くてかわいい…。
そう思っていると高杉が俺の肩にもたれかかってきた。
「た…高杉?」
「銀時ィ…酔っちゃった…」
「うん知ってるよ。見れば分かるから」
「んー…好き」
それはアレかな?
デレとか今日はOKとか?
そんな俺を知ってか知らずか高杉は俺の肩に頭を擦りつけてくる。
やだもう食っちまうよ?
「……」
「…晋ちゃん?」
「zzz…」
「ちょっとォォォォォ!?寝ちゃった?おいィィィィィィ!!!ムード台無しじゃねーかァァァァァァァ!」
晋ちゃんはどこまでも猫みたいで…
俺おいてけぼり…
明日絶対寝かせねぇ…。
あ、寝顔の写真撮っとこ。
おわり