小説

□小さいケーキといらない奴ら
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「今日は高杉の誕生日だァァァァァァァァ!!てめーら!!全力で祝えェェェェェェ!」


「た…高杉の…」

「やかましいぞ銀時」

「あはははははは」


「酷くね!?!???!」




晋誕!!!

「とゆーことで…」

「いや意味分かんねーよ、何で俺の誕生日でこうなるんだよ」

今高杉は…椅子に座らされ、後ろ手に拘束されている。

「そう怒るでない、中々似合っているぞ」

「このまま逮捕してえ位だ…」

「はい阻止!」

「あははは、ハッピーバースディぜよ」


こいつら…狂ってるのか…?

てか土方に関しては真選組だろ…。

意味分かんねぇ…


「じゃ、誕生日ケーキでもたべますか!銀さんの手作りだからね」

「こんなんで食えねぇだろ…」

「あ…」

考えてなかったのかよ…とため息をついた。

すると土方は高杉の皿とフォークを持った。

「ほら、口開けろよ」

「………は?」

「いやだから…」

「お前が晋ちゃんにあーんとか百年はえーんだよコノヤロー!」

土方と銀時が喧嘩を始めた。

「あはははは、喧嘩はいかんぜよー!ケーキ一緒に食わんかのう?」

「「うるせぇ!てめぇは引っ込んでろ!」」

「あはははは、あれ…目から汗が…」

高杉はそれを静かに見守った。

「全く…静かにケーキも食えんか。そうだ高杉、ケーキを食べ終わったら一緒ににゃんにゃん…」

「ヅラァァァァ!てめえ何俺の晋ちゃん汚そうとしてんだゴラァ!」

「ヅラじゃない桂だ!ならば銀時!お前から奪うまで!」

「出来るもんならやってみやがれェェェェェェ!」

「はっ、こっちは高杉を手に入れた後に桂を逮捕だ!」

「ヅラはどうでもいいけど晋ちゃんはさせねぇ!」



高杉は1人取り残された。

拘束された手は…テロリストの本気なめんな、と容易く解かれた。


ケーキはありがたいけど…

うるせぇコイツらを何処かへやってくれ……。

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