小説

□冬
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冬の朝、8時。

土方はカーテンの隙間から微かに漏れる光で目を覚ました。

少し狭いベッドの横には愛しい恋人高杉君が眠っている。

(綺麗な横顔…)

冷たい空気の中で、ベッドの中は温かい。

「いけね…」

眠りそうにり、少しの間伸びをしてベッドから出た。

何となく、高杉の髪の毛を撫でてみた。

いつもと変わらない艶のある髪の毛。

(綺麗だ…)

懐かしくて、切なくなるような…。

「まだ寝てもいいかな」

今はゆっくりしていよう。

そんな、幸せ。



おわり
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