小説
□やわ肌
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俺は今まで人を好きになった事が無かった。
今までこの銀髪でちょっと壁を作られてたこともあって、人はそんなに好きではなかった。
でも俺は出会った。
そんな事を忘れるくらい、魅力のあるヤツに…
――やわ肌1――
「銀時ィ、お前本当にバカだな。」
「うるせー!何回やっても覚えられねーんだよ!」
俺が好きになったのはコイツ。
高杉晋助。
こいつは男だった。何故か。
そう、男。男が、男に、魅力を、感じて、初めて、好きに、なった。
俺は泣きたくなった。
今まで見た目以外は普通の人生を送っているつもりだった。
のに!!!!
コイツの登場のせいでそれは崩れた。
俺はホモになったのだ。最悪だ。
(でもこいつは顔と声は良いし少しは…いや性格は…)
と、日に日に増していくホモの部分。
最悪だ。
俺の初恋相手はタレ目で笑顔になる時エクボが出来て三つ編みな女の子だと決めていた(仮)のに…。
こんな目つき最悪で笑顔には威圧感しか感じない、三つ編みなんて出来るはずのない男を好きになってしまうなんて…。
「銀時、銀時?」
「…ハッ!」
「ボーッとしてんな、バカ田」
「バカ田…?」
「バカ坂田って言うの、めんどくせーだろ?」
「あー!そういう事!銀さん悲しい…」
「言ってろバーカ」
そう言ってクスクス笑う高杉。
こんな所を見せるからお前を好きになっていく。
お前はこの思いに気づいてねーんだろうな。
すみません勝手に始めました←