冬薔薇
□第六章
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一通り笑い終えると骸と向き合う。
『また、お前に会えるなんて思っても見なかたったぜ』
「僕もです、瑠奈」
『…ゆっくり話してる時間は無いみたいだな…』
隣を見て静かに言う。
「…そのようですね」
骸もまた俺の隣にいるやつを見る。
「覚悟はいいかい?」
トンファーを構える…ヒバリ一方の骸はまだ余裕そうな顔をしている。
「これはこれは怖いですねぇ」
ヒバリの奴立ってるのがやっとのはずなんだが…やるつもりなのか…
と思っていたが本当に骸とやってるし…
しかも、きれいに鳩尾に一発入ってるよ。ってか、あいつ…桜クラ病は?
「シャマルからこいつをあずかってきたのさ
桜クラ病の処方箋だ」
抜かりないなトライデント・シャマルは…
そんなことを思いながらもヒバリに倒された骸に近づいた。
『…大丈夫そうだな…』
「ボンゴレの優秀な医療チームがこっちに向かってる」
…こっちも抜かりないかったか…
アルコバレーノを見ていると
「その医療チームは不要ですよ」
骸の声が聞こえたので横を見ると骸が沢田綱吉達に銃口を向けているところだった。銃ってまさかな…
一瞬、頭に過った銃弾の名前を首を振って頭の中から消した。