03/03の日記

01:38
拗らせその後
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自分があかねに対して過剰な期待を寄せて理想を押し付けていることを自覚すると、
いかに拗らせていたかがよく分かる。
私が求めていたのは解釈じゃなくてこれだったのだわ…。
(というか、これであってほしい。もう拗らせたくないんだ)

天道あかねの長所は
優しくて、健気で、気遣いが出来て、自分をしっかりと持っていて、やるべきことをしっかりやっていて、格闘に真面目で、努力家で、誰かのことを信じる強さを持っていて、反省が出来て、ごめんねとありがとうが言えて、正義感が強くて、素直で、友人や家族を大切にしていて、喜怒哀楽は激しいけど自分の気持ちをコントロールすることができて、精神的に強い人だと思っていたんです。

おおよそ変化はないけど、
私のイメージよりもっとストレートで、らんま世界の人なんだなぁ…。

1番イメージとの差を感じるのは自分の感情を処理する能力について。
怒っても、ショックなことがあっても、冷静に状況判断して自己分析できる子だという思い込みをいつの間にかしていたみたい。
その能力に関しては普通レベルかも。

どこからそんな思い込みをしたのだろう? と思い当たるシーン…パッと浮かんだのは、
・稽古でストレス発散している姿(特にシャンプーとのキス後、右京のソース回)
・反転宝珠回で冷静なところ
・バストバトル回で入浴中に反省しているシーン
こうしていくつか挙げられるのだから、あかねにその要素0じゃないのは間違いない。冷静になる時間が訪れるのが私の想像より遅い子なのかなぁ。

これらの場面が結構好きだったので強く印象に残ったというのはある。
あかねは器の大きい人。かすみやあかりのように終始大らか…ではないけど、一般的に心が広い人として言っていいと思う。それに、かすみのように菩薩レベルではない彼女が乱馬を許すことに意味を感じている。その根底が現れているシーンで素敵な女の子だな〜って。


もうひとつ。
あかねが悩み“過ぎている”ような姿をあまり見ないのは、
『少年漫画だから』、『心理描写がメインの漫画じゃないから』、『コメディ漫画としてテンポ良くするため』…排除しているのだと思っていて、
らんま1/2のヒロイン・天道あかねはあまり悩まないけど
らんま1/2世界の住人・天道あかねは悩む人だと…って思っていたのね。
案外、天道あかねそのものが単純明快な人なのかな。
彼女は人並に悩むけど、悩み多き人間ではない、と。

あかねの心理はとても丁寧に描かれている印象があるので、そこに着目し過ぎたのかもしれないなぁ。行間を読み過ぎた、というやつ。
表面的に見える印象を掬い上げた方が、理解が進むかも。

もっと、一瞬一瞬を生きているのね。
私の言う“冷静になる時間”がエピソードによってあったり、なかったりするのは、そこに至るまでに違う問題に直面する、あるいは解決しているか否かがポイントかな。
新しい情報が入ったらそっちに感情や思考が移り即座に切り替える方が日常的で基本。あれこれ思考を巡らせるのは彼女にとってはイレギュラーなこと、と。
早い話、近視眼的な思考言動が多くて物事を悪い方に捉えがちな響良牙をソフトにしたのが天道あかね…。
カテゴリ: らんまにまつわる私情記事

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