おそ松さん
□一話 赤塚学園
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入学式の校長の言葉に六人は固まった。
AとBとの接触禁止で元々不良高校だった為、常に対立していろとのことだった。
入学式が終わって校舎が本当に分かれており同じクラスのカラ松とチョロ松は席が前後だった。
「どうするんだ?ブラザー」
「どうするもこうするも従うしかないでしょ」
「そういう事じゃない。おそ松のことだ」
「……」
「校則によれば向こうと出会えば喧嘩をしなければならない。そうだろ?それがいくら相棒でもだ。チョロ松、俺の隣にいてくれないか?」
「必然的にそうなるんだろうね。うん、良いよ、よろしくカラ松」
二人は握手した。
元々チョロ松の相棒はおそ松だった。二人で一人、息もピッタリで二人いれば最強なんて唄われていた。
まさかこの二人が離れ離れになるなんて誰が想像しただろうか、それと同時に
「これで俺のものだ」
カラ松は小さく呟く
「なんか言った?カラ松」
「何も言ってないぜ、ハニー」
「イタイ」
「えっ!?」
カラ松はおそ松のポジションをずっと狙っていた。