セカコイ×黒バス
□五章 ポーカーフェイス
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黒子テツヤはポーカーフェイスとよく言われる。
感情を表に出すのが苦手なだけな話なのだが、おかげで赤司同様常に冷静だと言うことが知られている。
だからこそ
「黒子、企画書まだか?今日までなんだが」
「あ、今日でしたっけ?すみません、今作ります」
「ああ、夕方までに出してくれればいいよ」
「はい、すみません」
パソコンに向かう
こんなミス久しぶりにした。
黒子のわずかな変化は誰も気づかれないのだ。
「ふぅ…」
あの日以来、青峰とは顔を合わせれば話はするし態度も普通だ。
だけど
今まで誘われてたご飯や家に来ることはパタリとやんだ。
「僕のせいですかね….」
それしか思いつかない。
けど
あの問題はずっとぶつかってることだった。
こんな日は早く仕事を切り上げて本屋に新刊を買いに行こう