激甘君主信長君

□まんじゅう怖い
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皐月某日早朝(私目線)

今日はこの私お仕えする君主、織田信長様の誕生を祝う催しの行われる日だ。

共に信長様へ仕える方々と催しの打ち合わせが先日行われた訳だが、相撲好きな信長様のために

各地より力自慢の者達を集め、尚も武将参加での相撲での力比べと相成ったんです

一番の言いだしっぺは、柴田勝家・・・通称親父さま(プッ、ごめんなさい親父様・・・だって涙もろいんだもの)

その親父様の案にノリノリだったのが、犬千代・・・とんだけ熱血親子なんだか、肉体が武器であるがごとくの戦場での活躍と聞く

光秀様もいつもきりっとして、冷静なのだけれど親父様にご賛同であの方も結構相撲はお好きなようだ

秀吉様は無論、賑やかしで腰が軽い
どんどんてきぱきと進めちゃう

三成様(天敵?)は・・・どうしたものでしょ?私をまんじゅうまんじゅうと呼びまくる。まぁ、まんじゅう作る女ってことですね、えぇ作れますよ作りますよ。肉体労働はお嫌いなのかしら?いつも書を読まれておりますね

問題は家康様・・・あの方意味不明。
一言で言うなら腹黒を絵に描いたような方!腹黒の中の腹黒!私の心の中では大変優秀な腹黒なお方

えぇ、食べ物を粗末に扱われるご様子ですし、平民の私には冷たい視線を日ごろより頂戴しております。いつぞやは虫けらとかゴミとかって(震え声)

でも、いいんです。信長様のお側で、皆様の知らないお顔を見ることができるのは私だけですから

んふふ

褥にご一緒するのも私ですから、いいんです。現に今褥の中ですもの、ふふふ。



「・・・おい」
「有里」

むにっと頬をつままれる

「ふぇ・・にょびゅにゃがひゃま」
「貴様、何を笑ったり、怒ったりしている?」

にやつく信長様の顔が近づいてくる

「言え」
「ぎゃめれひゅ・・ふご・・じゅる・」

頬をつままれたま、喋ろうとするから涎が口角のあたりから、つつと零れ始める

いつの間にか彼の腕の中に閉じこめられており、自分の手や手ぬぐいでふき取ることもできない

…恥ずかしい…

そう思うか思うまいか、考えると同時に信長様の舌が零れる涎を掬い取る

しかも丹念に拭い去るように舌を這わせて、挙句の果てには私の唇を噛み、やわやわと唇の輪郭を舌でなぞる

信長様の唇と舌による攻めは、容赦ない。泣いて立てなくなるまでやめてくれない

「・・ん・」

声を漏らそうものなら、ますます激しく攻め立てられる

もぉ・・・仕方ない降参しよう。この方を好きになってしまったのは、この私だ。

腰紐を解かれ、その裾を開かれ足の間を絶妙な手加減でなでる

「・・言います・・ん」
「言う前に、別の声が聞えてきそうだが?」


堪らず、仕返しとばかりに信長様の首にしがみつき、その耳たぶをやわやわを噛んでみる

「!キサマッ!」

裏声が発せられたと共に、私は腰が立たなくなるまで攻めたてられ自分のお役目の事を気にしつつも、快楽に沈んでいくのでした
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