ドラゴンボールVG

□宿命の二人!?運命の出逢い
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今日この日二人の少年と少女は
これからまさか自分達が
ライバル関係であった先祖達の
生まれ変わりである事も知らなければ、その生まれ変わりである自分達が持つして持った宿命の相手と出逢うなんて事は微塵も思ってなかった。

「今日からちゅーがっ…ガッなんちゃらってとこにオラ行くのか〜。なんかワクワクすんぞ〜♪」

一人の少年が笑顔で呟きながら歩いていた。

「よしっ!!オラ走ってっちゃうもんね〜♪全速力だーー!!」

少年はウキウキしていたのか、そう言うと物凄い速度で走りだした。

前方にある少女が歩いているとも知らずに。

「フンッ!私ともあろうものが学校なんてね!冗談じゃないわ!!学校なんて中学になった所で環境は同じよ…」

ある少女が不貞腐れながらも少し哀しげなように呟いていた。

すると、前方から何やら物凄い速度でこっち来るのが見えた

「な、、なによ!!あれは!!ん!?」

よく見ると人影が見えた
そして少女はこのままじゃぶつかると思い慌てて言葉をその人影に向けた

「ちょっと!!!あなたね!!!ここにあの…べジル」

ズドーンッッッッ!!!!!!

だが、少し少女の言葉は遅かったようで案の定その人影と激突した。

「い、いちちちぃ〜…」
「クッ…!!」

二人の少年少女はぶつかった衝撃でその場に倒れ込んだ

「な、な、この…クソガキー!!どこ見て走ってんのよ!?!?」と、少女は起き上がるなり怒りを露わに少年の元へ詰め寄った。

ん??なんだ〜??オラ今誰かとぶつかったんか!?!?
一方少年は痛めた頭を抑えながら目の前にいる気迫たっぷりの少女と目があった。

「ん??なんだ??オメェ??」何もわからないと言ったキョトンとした顔で少年は少女を見つめた。

はぁー!?!?!?
なんだ??じゃないでしょ!?!?自分からぶつかってきておいてー!!!!!

少女は少年が自分にケンカでも売ってるんじゃないかと言う怒りで身体をプルプルさせた。

ん??なんでコイツプルプルしてんだ??風邪でもひいたんかな〜??

少年は少し心配になり少女に声を掛けた。

「おい、オメェでぇじょうぶか〜?風邪でもひいてんならウチへけえった方がいいぞ〜」

因みにこの少年には全く悪気はないのだ。

だが、少年のその言葉は余計に少女の怒りを買ったらしい…。

「こっちが大人しく聞いてりゃ……あんたがぶつかって来たんでしょ!?!?何故謝らない!???」

少年は何故少女に怒られたのかキョトンとした顔で暫く考え込み少女の言葉を振り返った。

「あっ!!!そっかー!!オラオメェにぶつかったんか!!いやーわりーわりーハハ」

もちろん少年にはこの笑顔も天然さも全て悪気はない。

だが、少女は余計にその満面の笑顔が余計に腹が立っていた。

「おい、貴様」

急に少女の口調が変わったので少年は少し驚いていた。そんな少年などお構いなしに少女は言葉を続けた。

「おい、聞いてんのか??このクソがッッ!!!」

少女の口調の変わり様に変わり過ぎだろ…と、思うも少しムッとした少年は負けじと言い返す。

「オラ、クソなんて名前じゃねーぞ!オラは孫悟空だ!!」

孫…悟空…??
少女はどっかで聞いた覚えのある名前だと思考を巡らせたか、いや、こんなアホな奴は知らない!!と、思考を止めた

「フッ、孫悟空だか猿だか知らないけど、私はねあのカプセルコーポレーションの令嬢のべジルよ?」

思考していた為か若干口調が戻りながらも少し勝ち誇らしげにそう言った少女べジル。

フンッ!あのカプセルコーポレーションの令嬢べジル様にぶつかっただけならまだしも屈辱を味あわせたのはこの猿野郎にとっても相当焦るでしょうね!!

しかし、べジルの考えとは裏腹に悟空と言う少年の方を見るとキョトンとした顔をしていた。

「な、なによ!!」

べジルがそう言うと悟空は少し考えてから口を開いた。

「オメェの名前ってなげーんだなー…。カプなんちゃらべとか…オラそんなん覚えらんねーぞ〜」と、少し困惑気味に言った。

な、な、な、なんだとーー!!!?
あのカプセルコーポレーションを知らないー!?!?!?!?
しかも、それ以前に…

「貴様は本当にドアホかー!!」

「オメェ…うるせーなー…そんなに怒ってばっかいっと血管切れっぞ〜…」

またしても悪気はない少年悟空の言葉に更に苛立ちながら

「そんな長ったらしい名前な訳がないだろ!?名前はべジルよ!!カプセルコーポレーションは私の家で大企業よ!!!」

「なんかよくワカンネーけど…名前はべジルだな!オラそれなら覚えたぞ♪」と、にこやかに答えた悟空

この猿本当に人を怒らせるのが上手い奴…。

べジルのイライラはピークに達していた…が、

キーンコーンカーンコーン

そうだ!!こんな猿男相手にしてる場合じゃなかった!!!今日は新学期なんだからちゃんと令嬢らしく行かなきゃ!!!!

べジルは慌てて学校へ向かおうとしたが、一旦悟空の方を振り返って言葉をはなった

「二度とこの高貴な私の前に現れないで!!いいわね!?」

「おい、ちょ…」

悟空の返事を聞かずにべジルはそのまま高速スピードで学校へと向かって行った
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