ドラゴンボールVG

□桜の舞う季節〜変化〜
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あの戦いの後生き返ったべジルとの再会を果たし、ビーツに仙豆を飲ませドラゴンボールの力で悪い心が完全に消えたビーツは性格が一変し悟空達と仲良くなり同じ中学にまで通い始めた。


そして、それから3年後…
3人は今日から高校生になる。

「ふぁあ〜」ある一人の青年がアクビをしながら歩いている。

その隣にいた一人の女の子がその青年に言葉を発する。

「また夜更しでもしてた訳??」

「オラは夜更しなんてしねぇーぞー。けど昨日は中学の時の連中と遅くまで遊んでたからなぁー…」

「結局それって夜更しじゃない…。」

「細けえー事は気にすんなって笑」

「あ、の、ねー言っとくけど、今日からはこの私とは別の学校なのよ!?!?」

「おう!べジル頑張れよ!笑」

「本当に悟空って変わらないわね…」

そう、この二人はあのサイヤ人達の生まれ変わりの孫悟空とべジルだ。

孫悟空はこの3年間で随分と身長が伸び性格こそ変わらないが身長だけでもだいぶ見違える程だ。以前まであった尻尾もだいぶ前に神聖界王神である先祖の悟空によって生えてこなくしてもらった。

そして、ベジータの生まれ変わりのべジルも悟空同様に尻尾は今はない。尻尾以外にも身長は悟空には届かないが伸びて、髪も伸ばしておりその他の外見も3年前とは変わり女性らしくなっていた。

それにしても…性格は変わらないけど外見は本当に見違えたわね…。今は筋肉もガッチリしているし、身長も前は私とそれ程変わらなかったのに今じゃ私を完全に見おろして話してる。

そのせいかぶっちゃけ悟空は以前よりも遙かにモテている。まーその事に本人は全く気付いてないのだが…。

それに…あの子にも好かれているのよね…

そんな事を思っていると前方からべジルや、悟空を呼ぶ声が聞こえてきた。

「悟空様〜♡」

いや、正確には悟空だけに呼び掛けているのだが…。

「オッス!ビーツは今日も元気だなぁ〜笑」

「やっぱり悟空様には元気な女の子が一番かと…♡」

そう、この悟空に朝から黄色い声を浴びせているのは紛れもなく3年前に私達と戦ったビーツだ。

ドラゴンボールのお陰で悪い心は無くなって性格が変わったらしいけど…

それにしても、変わり過ぎじゃない!?!?!?

しかも、よくあんだけボロボロに倒されといて好きになるわね!!!!

何故かあの戦い後性格が一変した事からか悟空に対してずっとこんな感じで接しているビーツ。

でも、悟空は好意に気付いてないから普通に楽しそうに会話してるし、ハッキリ言って二人が話してるとこは無性にムカツク。

「私は学校違うから、じゃあここで!二人で仲良く同じ学校でせいぜい楽しんできてね!ピキッ」

「あ、おい!べジル…」
悟空の言葉を無視してべジルは足速にその場を後にした。

「なんだぁ〜??あいつ…」
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