SD long【完】

□D ライバルからの挑戦状
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夏休みが終わり、桜木軍団の6人は


二学期 早々 二日酔いで欠席した。




洋 「何?お前らも昨日休んだのか?」


大楠 「あぁ、二日酔いだ。笑」


花道 「この天才は 二日酔いじゃね!ただの寝坊で 休んだんだ!」


高宮 「それって 二日酔いで寝てたんじゃねーの?笑」


花道 「ちがーう!!この天才に 二日酔いなんて なぁーーい!!」


『はいはい…。苦笑』


忠 「洋平と里緒奈は なんで学校行かなかったんだ?ただのサボりか?」


『あたしは 二日酔いだ…。』


洋 「俺は 里緒奈の子守だ。笑」


洋平は 親指を立てて


あたしを指さした。



忠 「なんだよ。お前ら一緒にいたのかよ。」


洋 「そっ!こいつが 寂しいって言うから、一緒にいてやったんだよ!笑」


『んなっ!んなっ!んなこと言ってねーぞ!!コラぁ!洋平ぇー!!怒』



スキップして逃げる洋平を


怒って追いかけた。




高宮 「あいつら、朝から元気だな。笑」


大楠 「洋平の奴、なんかいいことでもあったのか?」








洋平は 自分のクラスまで逃げてきた。


クラスに入る前に クルッと


後ろを振り返り、両手を広げた。


勢いよく走ってきた里緒奈は


急には止まれず…




ボスッ


洋平の胸に突っ込んだ。




待っていたかのように


ぎゅっと 優しく抱きしめてくれる。



それに気づかない…


ぶつけた所が痛いから…




『いってぇー;なんだよ、いきなり止まるなよぉ…洋平ぇ;』


ぶつけた鼻を摩って 顔をあげた。




洋平は いつものように


ニッと 笑いかけた。





よ、洋平の顔が近い…




洋平に抱きしめられていると 気づき、


余計恥ずかしくなって


顔を赤くして バッと離れた。






洋平は いつもと変わらない様子。




『(洋平は なんで いつも余裕なんだ…?…なんか悔しいっ。)』




ムッとして 洋平の横を


無言で通り過ぎた。



洋平は ズカズカ歩いてく あたしに



洋 「里緒奈ー!昼休み 迎えに行くからなー!」



あたしは クルッと振り返るが


睨んで 無言で教室に向かった。





洋 「ありゃ?ちょっと遊び過ぎたか?笑 (可愛いから ついイジメたくなるんだよなー 笑)」





…里緒奈。





愛しくて…




洋平は 心の中で





里緒奈の名前を呼んだ。
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