SD long【完】

□@B 愛の印 ※微裏
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洋平と恋人同士になった。


いつも一緒にいたけど、恋人同士だなんて
なんか…変な感じ……。笑



洋 「よぉ、おはよ。」


そこには いつものように微笑む洋平がいる。


『洋平、おはよ!』


玄関の前で待っている洋平に駆け寄る。



洋 「ほら、行くぞ。」


と、洋平はあたしに手を差し伸べた。


うん…。もう恋人同士だもんね。


洋平の手を握って登校する。




「おぅ、洋平!里緒奈!」


聞き慣れた声が後ろから聞こえて振り返る。


忠 「一緒にいるっつーことは、仲直りしたんだな!いやー、今回は長かった。笑」


仲間の不良4人が笑いながら歩いて来た。


大楠 「なんだよ、お前ら。手なんか繋いじゃって仲直りアピールか?」


洋平は ハハハ!と笑って、
チラッとあたしを見た。




洋 「俺ら…そーゆーことだから!笑」


洋平は ニカッと笑って4人に言った。



4人「なにぃー?!ついにかぁー!!良かったなー!!洋平ぇ!!」


4人は洋平の肩や背中をバシバシ叩いて喜んでいる。



『…なんだ?…お前ら。…知ってたのか?』


その光景に きょとんとした。


花道 「なははは!気づいてなかったのは 里緒奈だけだぞ!笑」


『えっ…。またあたしだけッ?!?!』


高宮 「…超鈍感すぎる。…洋平も大変だったな。笑」


洋 「あぁ、すんげー大変だった。笑」


『うっ…。洋平まで…;なんだよー!』


洋平の隣でブリブリ怒るあたしだが、
洋平は笑って、繋いだ手を離さない…。


実は それが嬉しい…。


手を繋いで登校だなんて
みんなに見られるから恥ずかしいけど、
洋平だからいいのかも…。
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