SD long【完】

□@G 誕生日
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今週の土曜日は、里緒奈の誕生日…。


このお姫様とどー過ごすっかな。






『おいっ、洋平っ!』


洋 「……。」


『おいっ!洋平ってば!!』


洋 「わっ!なんだ?でけー声出して!」


『なんだ?じゃねーよ。さっきから呼んでるだろ。ほらッ花道たちもう行っちまったぞ。』


そうだった…
里緒奈と花道達と
屋上で昼飯食べてたんだっけ。



『チャイム聞こえなかったのか?つーか、…なんか考え事か?』


洋 「ん?べつに何もねーよ!」


洋平は立ち上がっていつものように笑い、
里緒奈の手をぎゅっと握ってくれる。



『本当か?何かあったら言えよ!』


洋 「ハハハ!わかったよ!」


そのまま歩いて屋上の扉から出ようとしたが、洋平は扉の前で止まった。




『ん?洋平どーしたんだよ。』


洋平はくるりと振り返ると


洋 「なぁ、里緒奈。キスしよーぜ。笑」


ニッと笑いながら言う。


『はっ?!いきなり何言ってんだよっ!』


いきなりの言葉に里緒奈は
顔を赤くしながら慌てだした。



『お、おいッ、ココどこだと思ってんだよ!』


洋 「屋上だろ?笑 ほら!早くしねーと誰か来ちまうぞ。笑」



ジリジリと迫ってくる洋平に
触れるぐらいのキスをした。



洋 「フッ。そんなんじゃ足りねーよ。笑」


洋平は里緒奈の後頭部に手をやり、
愛してるのキスをしてくれた。


何度も唇を重ねても
ドキドキしてしまう洋平とのキス…。

重症だな…あたし…;




『……。…誰か来たらどーすんだよ。』


洋 「ハハハ!誰も来ねーよ!もうチャイム鳴ったんだろ?今頃、みんな教室に戻ってるぜ!笑」


洋平の言葉に はっ!と気づいた。


や、やられた…;
いつもこうだ…。
なんでこのリーゼントの不良には
勝てないんだろう…。



いつもお見通しでやられっ放しだから、
里緒奈は悔して
前を歩く洋平に後ろから
無言のパンチを入れてやった。




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