SD long【完】

□@H愛と友情
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『あ"ぁぁ〜〜ッだるい……。』


朝起きると頭は痛いし寒気もある。


(こりゃ、風邪ひいたなぁ。)


とりあえず、動けるし熱もなさそうだから
制服に着替えて支度した。


洋平が来るまで時間があるので、
それまでベッドで横になることにした。



母「里緒奈ー!起きてんのー?」


あたしの部屋に母が入ってきた。


『んー?何ぃー?』


母「あんた 起きてんなら返事ぐらいしなさいよ!朝ごはん食べないの?」


『んー、いらない。なんか食欲ないし。』


母「あんた調子悪いの?もう洋平くん来ちゃうわよ。」



ピーンポーン!

洋平が迎えに来た。



『ようへぇ…。おはよ…。』


洋 「里緒奈、どーした?具合でも悪いのか?」


ブルーなあたしが出てくると、洋平は心配してくれた。


『うん…。なんか調子悪いみたい…。』


洋 「風邪か?里緒奈にしちゃー珍しいな。今日は学校休めよ。」


『…でも熱ないし、動けるぞ。』


洋 「ヒドくなったらどーすんだよ。今日は休めって。」


洋平に言われたから
今日は学校を休むことにした。


洋 「しっかり休んで早く治せよ。」


そう言うと 洋平は里緒奈の頭を
ポンポンと撫でた。

うん、わかった!と返事をすると
洋平はスッと手を里緒奈の顎にやり、
そっと親指で唇を撫でた。


『ッ?!な、何…?』


洋 「してぇーところだが、おばさんいるみたいだし やめとくわ!笑」


『………/// …バカッ///』


洋 「ハハハ!じゃ、またあとでな。バイト行く前に顔出すわ。」


ひらひらと手を振って 洋平は学校へ向かった。







寒い冬の登校中、
見慣れた顔ぶれ4人が前を歩いていた。


だらだら歩いている4人が
後ろから来た洋平に気づいた。



大楠「おぅ、洋平!里緒奈はどーした?」


高宮「また喧嘩でもしたのかー?笑」


洋平 「ばーか、喧嘩なんかしてねーよ。」


忠「じゃあ、どーしたんだよ。」


洋 「なんか具合が悪そうだったから休ませた。」


花道「なぬッ?!里緒奈がッ?!珍しい…。」


高宮「なんか変なもんでも食ったんじゃねぇーか?笑」


洋 「お前らと一緒にすんなよ!まぁ、明日には治ってるんじゃねーの?」


大楠「そーだな、里緒奈 回復早ぇーしな!」




里緒奈がいない 1日が過ぎた。
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