黒子のバスケ

□君への愛は永遠@
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帝光中学校


4月 桜がひらひらと舞う入学式



『征ちゃん 入学式だよ!ドキドキするけど楽しみだねー。』


ドキドキで うきうきな私は
隣に座る いつも冷静で落ち着いた幼馴染の彼
赤司征十郎に声をかけた。



赤司「あぁ。そうだね、妃奈。」



隣に座る征ちゃんは 名家の子息で育ちが良い。
何でも出来て いつも私の相談相手になってくれている お兄ちゃん的存在。

母親同士が仲が良く 小さい頃はよく遊んでいた。
征ちゃんのお母さんが生きてる間は…。




赤司「ここで降ろしてくれないか?妃奈、行くぞ。」


『えっ?!はーい。』


車が止まり 2人とも車を降りた。



付き人「本当にここでよろしいのですか?」


赤司「あぁ。あと明日からは送迎もしなくていい。」


付き人「そういうわけには…父上様に…。」


赤司「父は関係ない。毎朝そんなことをされては皆に笑われてしまう。学校ぐらい自由にさせてくれ。さぁ 行こうか。」


私は はーい!と返事をし、
付き人さんに軽く頭を下げた。



『送って頂き ありがとうございました。いってきます!』


パタパタと走って征ちゃんの後を追う。




『うわぁ!この学校大きいよね!部活もたくさんありそうだし!ねぇ、征ちゃんはやっぱりバスケ部?』


赤司「あぁ、決まってるだろ。」


『そうだよね!練習も見に行ってもいい?大会の応援も行くからね!』


いつも明るく可愛らしい妃奈に
赤司は柔らかく笑い 返事をした。





この時、青い髪の男の子とピンク色の女の子とすれ違ったのは 誰も気づかなかった。





ここから純粋な恋が始まる。
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