黒子のバスケ

□君への愛は永遠A
1ページ/9ページ



ある日

授業が終わるとガヤガヤと騒ぐ教室。



青峰(…あ?授業…終わったのか?あぁ…ねみぃ…)


授業中 ずっと眠っていた青峰は体を起こした。


青峰(さーて、部活だ部活ッ!)


立とうとした青峰のところへ
同じクラスの男2人がやって来た。


男1「なぁ 青峰、ちょっといいか?」


男2人は 青峰の前の席に座り 話し始めた。


青峰「あ?…んだよ。」


男1「お前、バスケ部だろ?マネージャーの妃奈ちゃん情報を教えてくれよ。」


青峰「…はっ?妃奈?」


男2「そう!妃奈ちゃん可愛いよなー。桃井も可愛いけど やっぱり妃奈ちゃん派だよなぁ。」


男1「俺も俺もー。なぁ 妃奈ちゃん 彼氏いんの?お前知ってる?」


目の前にクラスの奴が来たと思えば
妃奈のことか…つーか教えてねぇし!!


青峰「あ?知らねぇよ。」


男2「番号は?バスケ部のお前なら番号知ってるだろ?教えてくれよ。」


青峰「めんどくせー。んなの自分で聞けよ。」


つーか、俺 妃奈の番号知らねぇし。


男1「聞いたら教えてくれんのかな?」


男2「いやー、すんなりは教えてくれねぇんじゃね?」


男1「ちぇー。これじゃー 告白したってあいつらみたいにフラれるよなぁ。」


はっ…?あいつら…?
…妃奈に告った奴がいんの?


青峰「…へぇ、妃奈ってモテるんだな。」


男2「はっ?!お前 知らねぇの?!妃奈ちゃん、学年で一番モテるんだぜ!」


…はっ?まぢかよ。
…なんか知らねぇけど、イライラしてきた。


青峰「…んじゃーな。」


男1「えっ!?どこ行くんだよ。もうちょっと話そうぜ。」


青峰「あ?便所だよ。つーか 部活だからまたな。」


青峰は 目の前にいる奴らの話を無視して
トイレへと向かった。




青峰は さっきクラスの奴が言ってた話が
頭から離れなかった。


このまま告られ続ければ
いつか 妃奈に男ができるのか…?
…いやッ許さねぇ。


そう考えると またイラついた。


…ま、今考えたってしょーがねぇか。


そして 青峰がトイレから出ようとした時、
ふっと窓を見ると 遠くに妃奈の姿が見えた。



青峰「………妃奈?」



いつもの妃奈とは何か様子が違うようだ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ