SD long【完】
□B 夏休みの思い出
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2人でアイスを食べながら
いつものように話をした。
それと…
『なぁ!洋平って 好きな子いるのか?』
洋 「ぶっっ!!な、なんだ?いきなり?」
洋平は 飲んでいたジュースを吹き出した。
『うわぁ!汚ねーじゃん!』
洋 「お前、そーゆー話 興味あったか?;」
『いやー、洋平の話 聞いたことないからさ!ほら、花道は 好きな子によくフラれるし、バカ3人は よくナンパしてるし…。洋平は 好きなタイプとかねーの?』
洋 「はぁ〜、好きなタイプかぁ。…好きになった子が タイプなんじゃねーの?」
(さすがに お前だと言えねーだろ…;)
『なんだそれ!答えになってねーよ!』
洋 「そうか?じゃー、里緒奈は 好きなタイプあんのか?」
『ん?あたし?』
ん゛〜〜〜 と
腕を組んで 私も考えてみた。
『ん〜…。なんか好きとかよくわかんねーし…。タイプとかねーかも。』
ほら、お前もじゃん!と
洋平に 言われた。
『でも…。今は 6人でいることが多くて 毎日楽しいから、私は 今それでいいかな!』
だから、恋だの 恋愛だの
今は いいんだってさ!
洋 「ハハハ!そーだな!」
『洋平も? 洋平が幸せなら、私も幸せだぜ!』
と、満面の笑みで言った。
洋平は 目を丸くした後、
フッと 眉毛を 下げて笑った。
洋 「あぁ、俺もだぜ!」
(自分が言ってること、わかってんのか…?そろそろ俺の気持ちに 気づいてほしいぜ 笑;さり気なく 手繋いだり、頭撫でたりしてんのによ 笑;)
洋 「里緒奈ー。」
んー?と、洋平を見た。
洋 「あんまり、俺から 離れるなよ!」
えっ?!
と、私は 驚いた顔をした。
洋 「迷子になって、トラブルに巻き込まれたら 困るからよー!笑!子守は大変だぜ!笑」
『あぁぁん?!なんだと!洋平ー!!コラぁぁーー!!』
洋平は 怒る私の頭を
くしゃくしゃに 撫でた。