SD long【完】
□B 夏休みの思い出
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アイスを食べ終えた 私達は
あのバカ4人を 探すため、
話しながら歩いた。
洋 「里緒奈、今週の日曜日は暇か?」
『ん?うん。空いてるけど、どーした?』
洋 「よし!じゃー、決まりだな!海、行こーぜ!」
『えっ?!いいの…?』
洋平…。約束 覚えててくれたんだ…。
洋 「あぁ!約束しただろ!連れてってやるよ!」
洋平は 顔を近づけ、
私の頭を ぽんぽんと軽く手を乗せた。
『洋平!ありがと!楽しみー!!』
と、はしゃぐ 私…。
(ハハハッ!子供みてーに喜ぶよなぁ…笑。里緒奈は 可愛い!喜んだ顔も怒った顔も驚いた顔も困った顔も…。全てが好きだと…、いつか伝えたい。)
すると、喜ぶ里緒奈の後ろから
大楠 「なんだ、なんだー?海 行くのか?」
ナンパが失敗した 4人が帰ってきた。
高宮 「夏はやっぱり海だよなー!」
忠 「おし!俺らも行こうぜー!」
大楠 「行くなら海水浴にしよーぜ!ピチピチのギャルに、セクシーな姉ちゃんもいるしよ!笑」
花道 「ぬ!イカス…笑」
ポッと 赤くなる 花道。
(おいおい!話進めてるし!せっかく 里緒奈と2人で行こうと思ったのによ;…まぁ、いいか;)
洋 「里緒奈、あいつらもいいか?」
『ハハハ!しょーがねーな!いいよ!笑』
(いいのかよ;それはそれで 少し寂しいぜ…;)
『あっ!!でもぉ…。』
と、里緒奈は 大きな声を出した。
『海水浴だろ…?あたし、水着 持ってないやー…。』
大楠 「おっ!じゃー、スクール水着か?笑」
高宮 「いや!ビキニ買えよ!笑」
忠 「全裸でもいいぞ!笑」
ギャハハッと笑う4人。
『はぁ?!気持ちわりーぞ、おめーら!ナンパ失敗してきた奴らが よく言うぜ!!バーカ!!』
バカ4人 「なぁんだとーー!!里緒奈ー!!」
私は ギャーギャー叫んでる4人を
無視して歩き出した。
洋 「おい!里緒奈!どこ行くんだよ?」
スタスタ歩く里緒奈の腕を掴んだ。
『水着っ!買いに行くのっ!!』
そう言って、また歩き出した。
ニヤニヤして笑うバカ4人に
洋 「お前らも、からかい過ぎだぞ!またお嬢様が 怒ってるだろ!」
大楠 「洋平ー!里緒奈の買い物に付き合ってやれよー笑!」
花道 「俺たちは もう帰るからなー!ちゃんと送って帰れよー笑!」
バカ4人は ゲラゲラ笑って帰って行った。