SD long【完】

□@C あたしの男
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洋平は体育館の角を曲がったところで…
団体の不良達とすれ違った。



洋 「おい…あんたら。そっちには体育館しかないぞ。何するつもりだ。」


するとデカい男が洋平に殴りかかった。
一発目はまともに当たり、二発目はかわし、
三発目はカバンでガードした。


「水戸、お前邪魔すんなよ。お前には関係ねーだろ。ちょっと来いよ。」


不良は洋平の腕を掴み、場所を変え
殴りかかってきた。
もちろん洋平は相手3人をボコボコにした。


洋平 「言っただろ。ザコはどいてろよ。」


洋平は簡単に不良3人を倒した。


洋 「急がねーとな。」


体育館に里緒奈もいる。
無事でいろよ…。





ー体育館ー


キャプテンの赤木は課外授業でいないが、
練習を始めようとした…その時。

あたしは、ぞろぞろと歩いて
こっちに向かってくる不良の団体に
すぐ気づいた。



『…晴子ちゃん達、あたしの後ろに隠れて。』


晴子達の前にスッと守るように立った。
あたしの言葉に振り向いた晴子達は
ぎょっと驚き、怯えている。


不良達はあたし達の前を通り過ぎ、
体育館へ土足で入って行った。



三井 「俺たちもまぜてくれよ、宮城」



(なんなんだ…こいつら。)


危ない雰囲気を漂わせる奴らは宮城だけでなく、バスケ部ごと潰しに来たらしい。
手を出したら、出場停止どころか廃部の可能性もあるんだと…。


宮城や安田が殴られ、
ついに流川が手を出してしまった。


(まじでヤバいぞ…。どーすりゃいい…洋平。)


次々と部員が倒される中、彩子が止めに入った。


彩子 「いいかげんにしなさい!何考えてんの?!あんたたち!!」


鉄男 「次は女か…。いい女だな。好みだ。」


彩子が危険だと感じたあたしは
すぐ彩子の目の前に立った。


『…次は女だと?お前ら、自分より弱い奴しか戦えねーのかよ。なんなら、相手してやってもいいぞ。』


鉄男 「はは。…更に気が強い女が出てきたか。」


花道 「里緒奈!危ねーだろ!逃げろ!」


鉄男が里緒奈に殴りかかった。
一発目は両腕でガード、二発目は後ろへ下がってよけ、三発目は折れたモップの棒を拾いブロックした。


鉄男 「ほぅ…。さっきの男と同じぐらいの反射神経だな。」


『さっきの男…?…洋平か?フッ。そいつは あたしの男だよ。』



あたりを見るとあたしと花道の周りに5人ほど男が囲っていた。


三井 「おい!調子にのるなよ。てめーらの負けだ!」


花道 「卑怯者めが…。」


これはちょっとヤバイなー…
そう思ったとき。
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