SD long【完】
□@F 君のために…
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大楠 「あれ?洋平の奴、今日休みか?」
『おぅ、そうだぞ!聞いてないのか?』
花道 「ぬっ?何も聞いてねーぞ。なんかあったのか?」
『いや、今日はなぁー……ついに車が届くんだとさー!!』
忠 「おぉ!洋平の奴、早ぇーじゃん!こりゃ、乗せてもらうしかねーよな!笑」
ニヤニヤと
何か企んでいるような目をする4人…。
『……お前ら乗せたら洋平の車がすぐ壊れそうだな。ダメだっ!お前らが乗るのは、あたしが禁止するっ!!』
高宮 「あ?!なんでだよ?!俺らだって楽しみにしてんだから、いいじゃねーかよ!!」
『だーめ!ぜってぇー悪いことしか考えてねーだろ!』
ちぇッと口を尖らす4人。
高宮 「なぁなぁ!洋平の奴、ぜってぇースポーツカーだよな!賭けようぜ!!」
大楠「あぁッ俺も!」
忠 「俺もだッ!」
花道 「ふむ!この天才もだ!」
4人とも洋平がスポーツカーを買うと思っているらしい…。
『えぇー、スポーツカー?あたしスポーツカーそんな好きじゃねーし…。』
大楠 「なんだよ、里緒奈!スポーツカーは男のロマンだぜ!ブイブイ走らせるのがいいんだよっ!わかってねーな!」
『あ?なんだそれっ!わかんなくていいしっ!』
そういやー…
どんな車を買うかなんて
洋平から聞いてないな……
どんな車を買うんだろう…
ま、楽しみにしてよーっと。
あたしは今日洋平から連絡が来るのを待った。
ー放課後ー
リリリリリーーーーン。
里緒奈の携帯が鳴った。
『もしもーし!洋平、車届いたか?』
洋 「あぁ、届いたぜ。今日会えるか?」
『うん、もちろん!』
洋 「じゃ、1時間後ぐらいに里緒奈んち行くわ。」
『わかった!支度して待ってる!』
あたしは久しぶりの洋平との約束が嬉しくて
気持ちを踊らせながら走って教室を出た。
その時、廊下でetcの3人に会った。
忠 「おぅ!里緒奈!今日はバスケ見に行かないのか?」
『あっ!今日はやめとくわ!もう帰るっ!』
急いでる様子の里緒奈に
3人はすぐわかった。
大楠 「その様子は、洋平か?笑」
『えっ!?ま、まぁーなっ;』
苦笑いしながら、じゃあなッと言って
帰っていった。
高宮 「あいつら仲いいよなー。たまに羨ましくなるぜ…。」
忠 「あぁ、そろそろ俺らも彼女作ろうぜ。」
大楠 「そーだな。あぁー、いいことねーかなー。」
ブツブツ言いながら3人は
花道のバスケを見に行った。