黒子のバスケ

□君への愛は永遠@
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赤司「妃奈、準備は出来たか?」


『あっ!征ちゃん!うん、帰ろう!』


征ちゃんが私のクラスまでお迎えに来てくれた。
私は まだ慣れない帰り道が不安で
征ちゃんと一緒に帰ってる。



『ねぇねぇ、征ちゃん!昨日、部活のテストだったでしょ?どうだった?』


帝光中はバスケットボールの超強豪校で
部人数は100人を超えている。
そのため 入部してからテストをし、
一軍・二軍・三軍と分かられる。



『一年生で一軍入りした人はいないって聞いたけど…征ちゃんなら大丈夫だったよね?』


本を読みながら歩いている征ちゃんは
パタリと本を閉じた。



赤司「決まってるだろ、もちろん 一軍だ。」


『ひゃーーッ!!さすが征ちゃん!すごーーい!!』


私は嬉しくて征ちゃんに抱きついた。
征ちゃんは困ったような顔をしているが
口元は笑っていた。



赤司「妃奈、ちょっと苦しいよ。」


ごめんごめんと 私は征ちゃんから離れた。



赤司「それから一年で一軍に入ったのは俺だけじゃない。」


『えっ?!ホントッ?!』


赤司「あぁ、これからが楽しみだ。」


そう言ってまた本を読み始めた征ちゃん。



一年生で征ちゃんと同じぐらいバスケが上手い人がいるだなんて…。

小さい頃から征ちゃんを見てきているから
正直それは驚いた。



『明日、練習見に行ってもいい?』


赤司「?。あぁ、いいだろう。」


私は明日が楽しみでルンルンだった。



赤司「そうだ、妃奈に頼みたいことがある。」


征ちゃんからお願いされることなんて滅多いない。
いつも私が征ちゃんにお世話になりっぱなしだから。



『なになにー?私に出来ることなら何でも!』


赤司「明日スポーツドリンクを作ってきてくれないか、俺専用の。」


『部活の時に飲むスポーツドリンクだよね?うん、わかった!頑張ってみる!』



もちろん、スポーツドリンクなんて作ったことない。

けど、征ちゃんは知ってるんだ。

私が 昔から母に料理を教え込まれてきたことを。



よし!頑張ろう!
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