さやみるきー小説
□ハートの独占権
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『えーっと、、あっ!きたきた♡』
私は渡辺美優紀。
そして窓から覗いているのは私の1つ上の山本彩先輩。
山本先輩は軽音部でボーカルとギター。
歌ってる姿が凄くかっこいい。
山本先輩が部室の方へ行ったのを確認すると私は猛ダッシュで教室を飛び出し軽音部の部室へ向かう。
―山本先輩の事なら何だって私が一番知ってる―
『山本先輩〜っ!!』
「あ!みるきー、、」
山本先輩は私のことをみるきーと呼んでくれる。
『、、何してるんですか、、、』
私の目に飛び込んできたのは山本先輩の肩にもたれかかっているクラスメイトの山田菜々ちゃん。
「えっと、何って、これは、、」
「あっ、美優紀ちゃん〜。ごめんね、今取り込み中だから出てってもらえる〜?」
『ちょっと!何してんのよ菜々ちゃん!私が山本先輩のこと好きなの知ってるやろ!』
「だって私も山本先輩のこと好きやもん!!山本先輩のこと私が一番理解してるし、山本先輩も私のこと好きやもん!!」
「え、ちょ、菜々ちゃん何言って、、」
『何でですか山本先輩!私のこと好きって言ってたじゃないですか!』
「そんなこと言ったんですか?!私ですよね?」
『いやいや!私ですよね??』
二人から問い詰められた山本先輩は顔を赤くしてうつむいている。
『「もー!ハッキリしてよ!」』
fin.